
【鳥海山・2236m】
お盆休みに女房と秋田県を2泊3日でドライブ旅行してきました。
1日目は秋田県と山形県をまたいでそびえる日本100名山の鳥海山登山を計画。
8月13日午前5時半過ぎ登山開始。前日までの悪天候が嘘のような好天に恵まれました。
登山口からしばらくは灌木帯ですが1時間も歩かないうちに森林限界を超え、ガレ場歩きになります。
写真は、御田ヶ原付近から頂上を望む。

千蛇谷コースと外輪山コースの分岐から、登りは千蛇谷コースを選択。
千蛇谷に下りた所に見事な雪渓が残っていて、その雪渓の上を歩いて渡り頂上へ向かうルートになっています。
鳥海山は山頂から沿岸までわずか16km、日本海からの雨や雪を多く吸収してくれるので、年間を通していくつもの雪渓を楽しめます。

頂上直下の比較的平らな所に山小屋があります。その近くは休憩ポイントになっていて、ひと休みして頂上へ向かいます。
目印のペイントに沿って、「ここを登るの?」っていうような場所を岩にへばりつきながらよじ登ります。そしてこの写真に見えるピークが頂上かと思いきや……

ピークを越えるとまさかの下り。そしてここでも岩にへばりつきながら慎重に進みます。「ここが登山道なの?」と思うほど細く狭い岩の割れ目に体やリュックをこすりながら抜けた先に、いくつもの岩のピークがありました。高さはどれもそれほど差はなく、どのピークが一番高いかわかりません。

その中のひとつのピークが山頂でした。
狭い山頂には数人しか立てるスペースがないので写真を撮ったらそそくさと場所を譲ります。
下山は千蛇谷分岐まで外輪山コースを歩きました。怖さを感じるような細い稜線上の道で右手は断崖絶壁、左手は満開の高山植物に癒されるものの油断ならない急斜面。
初心者向きといわれる鉾立口から象潟コースの往復でしたが、食事や休憩を含めて11時間の行程。体力がもつか心配になる程疲れました~( × ̫ ×꒦꒷ )。
荒神ヶ岳とも呼ばれる鳥海山は、紀元前466年に山体崩壊するほどの大噴火をして、60億トンもの溶岩噴出ダイエットをしたそうです。そんな名残を残した頂上付近は無数の安山岩のピークを持つ荒々しい激烈な山でした。
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