2019令和元年11月4日月曜日

☆『神長官守矢史料館』☆

 

諏訪大社には本殿が無く、背後の守屋山が御神体と言われています。

神長官守矢史料館は、古代から諏訪大社上社の神官だった守矢家の敷地に建てられたもので、明治維新の解職にいたるまで神長官が受け継ぐ神事の秘法などは一子相伝で伝授されたそうです。

 

諏訪大社では、御柱祭に代表されるような、数々の奇祭が行われますが、鹿や猪を生贄にし、生首を祀る(現在捧げられる鹿の頭は剥製)神事、御頭祭(おんとうさい)も異彩を放ち、この史料館ではその御頭などの展示もあり、少々不気味な雰囲気がありました。

写真の建物が神長官守矢史料館、入館料は大人100円でした。

 

 

 

 

☆『空飛ぶ泥船』☆

 

この地で生まれ育った建築家、建築史家であり江戸東京博物館の館長・藤森照信氏のデビュー作が「神長官守矢史料館」だそうです。

 

近くには藤森氏が手掛けた建築群を見ることができます。

写真は空飛ぶ泥船。 

空に浮かぶ茶室です。

実際は四本の柱からワイヤーロープで吊られています。

室内では揺れてお茶をこぼしちゃいそうですね。

 

どの茶室も外観を見るだけで中には入れません。

 

 

☆『高過庵』☆ たかすぎあん

 

米誌Time誌が「世界でもっとも危険な建物トップ10」にピサの斜塔と共に名を連ねた「高過庵」という奇抜な茶室です。

 

☆『低過庵』☆ ひくすぎあん

 

半分土に埋まってるように見える低過庵。

この日はたまたま屋根を開けてくれました。

屋根は横にスライドして開きます。

写真の裏手に回ると地面の段差を利用した入口があります。